基本的な考え方

資産形成できた資産は貯まっていくだけではその価値はゼロと同じです。

私のように増えていく数字を見るのが楽しいという人は例外でしょうが、お金は使ってなんぼです。

ただ、使う、しかも有効的にと考えると非常に悩ましい問題です。

それは言い換えると「本当にその時に売却していいのか?」「もう少し待ったらもっと価値が上がるのでは?」という疑問です。

結論としては、「お金が必要なタイミングで売却する」ということに尽きます。

理由は将来の資産価値は予測不可能だからです。予測不可能なもの、自分のコントロール外のものを悩んでもしょうがないと思いませんか?

予測できない将来ではありますが、ある程度予測できるイベントもあるのではないでしょうか?それはどんな時にお金が必要になるかある程度シミュレーションしておく、つまり未来予想図の作成をおすすめします。

未来予想図を作ろう!

未来予想図のために3つ用意しましょう。

Life plan

将来を完全に見通すことは不可能です。しかし、ある程度予測が立てられる出費もあります。年齢により発生するイベント、たとえば結婚、車や住宅の購入、ご家族がいる場合は子供の学費などです。もちろん、自分が思い描いたものと違った経路を辿る可能性はあります。しかし、一度時間をとって、人生において何を目標として、それに到達するまでにどんなイベントがあり、いくらお金がかかりそうだということを想定しておくこと。そして、それを記録しておくことが非常に大事です。  

Household budget

長期スパンでの検討は大事ですが、短期スパンも同じく大事です。一番短いスパンとして1ヶ月の家計でいくら収入と支出が発生しているか回答できますか?収入はある程度把握しているとして、支出はいかがでしょうか?固定費と変動費がそれぞれいくらになるかパッと回答できるでしょうか?これも一度しっかりと付けてみると、意外なところに支出をしていることが見えてくると思います。見直せる部分の積み重ねは、資産形成にとてつもなく大きなインパクトを及ぼします。  

Financial Calculator

資産形成を考える上でシミュレーションは強力な武器です。イメージだけではなく、具体的な数字が見えることでモチベーションのアップにも繋がるからです。その際に便利なツールが金融電卓です。これを使うことで将来の目標金額に到達するため、いくら、どれぐらいの時間が必要なのか分かります。また、形成された資産をどのように取り崩すことが最適なのかもシミュレーション可能です。しかも、このツールは無料です。 

各資産の売却について

貯まった資産について、各資産の売却タイミングとして私は以下のようにしています。

投信

まとまったお金が必要となったタイミングで売却

株式

買った金額の2倍に値上がりしたタイミングで売却

債券

投信ではカバーできない金額でまとまったお金が必要となったタイミングで売却

ずんずん

せっかく大事に貯めて、育てた資産。有効に使いたいものだよね。
けど、なかなか有効に使うって貯めることより難しいと感じる今日この頃です。